ターボチャージャーとスーパーチャージャーの違い

スーパーチャージャーの動力は、エンジンから直接、機械的にとられます。 ターボチャージャーもスーパーチャージャーも、空気をより多くシリンダーに送り込んで、燃焼をより多くするための機械です。 ターボチャージャーではタービンを回すために、クルマの排気圧力を利用するため、低回転域ではその能力が発揮されにくいという問題があります。

低回転域では排気ガスの勢いが足りず、タービンが回らないためです。 スーパーチャージャーはエンジンの力でダイレクトに動かすので、低中回転域から効率よく空気を送ることができるメリットがあります。 但し、そのためエンジンに負担がかかり、機械的な損失が発生するのが問題です。

燃焼を多くしてパワーを引き出すために、エンジンのパワーを使うというスーパーチャージャーの機構の矛盾は、高回転になるほど顕著になり、ロスが大きくなります。

フォルクスワーゲンでは最近TSIというエンジンを世に送り出しましたが、その機構は低回転ではスーパーチャージャーが、高回転側ではターボチャージャーが受け持つという エンジンです。そのため、排気量は1.4リッターと小排気量ながら2.5リッターと同等のエンジン出力を発生し、燃費は1.6リッタークラスという 燃費と出力の両方を兼ね備えたエンジンを市販化しています。