ガソリンエンジンとディーゼルエンジン

ガソリンエンジンとディーゼルエンジンでは使用する燃料が違います。 ガソリンエンジンはスパークプラグを使って火花を起こして混合気を燃焼させる方式なので、自然発火しにくいガソリンを使用ます。

ディーゼルエンジンは自然発火によって燃焼させるため、着火点の低い軽油を使用します。 ガソリンエンジンは、ピストンを下げるときに、燃焼室内に混合気(ガソリンと空気)を吸入します。次に下がったピストンは、上がりながら吸い込んだ混合気を圧縮します。この状態のところでスパークプラグから火花を出して混合気に着火させるのです。

一つの火花で短時間に燃焼させなければいけないため、ガソリンエンジンは対応できる排気量に限界があります。 そのためトラックのような巨大な排気量は難しく使われないのです。 しかしガソリンエンジンは逆を返せば燃焼が徐々に広がることで、静粛性の面ではディーゼルエンジンよりも有利といえます。

一方、ディーゼルエンジンの圧縮比はガソリンエンジンの2倍以上で、温度は数百度になります。 数百度になった軽油は一気に燃焼室の至る所で自然発火を起こし燃焼します。 ガソリンのように順序良く燃焼を起こさず、バラバラに至るところで燃焼を起こすので、ディーゼルエンジン特有な「ガラッガラッガラッ」という音が出ます。

ディーゼルエンジンはターボと組み合わせられることが多く、低回転でも大トルクを発生します。 そのため高回転での加速の伸びを期待するというよりも、低回転で圧倒的なトルクで走るクルマとなります。

尚、ヨーロッパではガソリンエンジンよりもディーゼルエンジンの方が一般的です。 日本メーカーも、ヨーロッパではディーゼルエンジンを生産販売していますが、日本ではこれからでしょう。 またガソリンエンジンと比べて、開発の余地がまだ非常に残されていることから、今後、ディーゼルエンジンは日本でも増えていく可能性があります。